日本のモンゴル研究概況 Print
Written by osaka   
Monday, 17 November 2014 05:12
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11 дүгээр сарын 15-наас 16-ны өдрүүдэд Окаяамагийн Их сургуульд "Японы Монголч эрдэмтдийн холбоо"-ны /日本モンゴル学会2014年度 秋季大会/ 2014 оны намрын эрдэм шинжилгээний хурал боллоо. Япон дахь Монгол судлалын талаар МУИС-ийн МСХ-ийн захирал Ж.Бат-Ирээдүйн бичсэн нийтлэлийг орууллаа. /Орчуулж, түгээх зөвшөөрөл авсан болно/


日本のモンゴル研究概況
モンゴル国立大学モンゴル研究所所長
J.バトイレードゥイ(教授・博士)

現在の日本のモンゴル研究は、主に東京外国語大学、大阪大学(2008年、大阪外国語大学が 統合された)、東北大学の3大学に教育と研究が集中している。東京外大は、モンゴル人が初めて自由を勝ち取った1911年にモンゴル語学科が開設されて教育が始まり、それから100年以上モンゴル言語・文学を教え、多くの研究者を養成した豊かな経験のある大学である。

研究分野について言及するならば、東京外大ではモンゴル史、モンゴル近現代文学、モンゴル文献リスト、大阪大学では民族学、現代モンゴル語文法、比較言語学及びアルタイ言語学、東北大学では古代及び中世モンゴル研究、文献学、辞書研究、その他の大学では、現代モンゴル語文法、比較言語学、意味論等が研究されている。上記の3大学では、毎年約15人の学生がモンゴル語専攻科に入学し、また、修士・博士課程において学生の関心に沿って教育し、将来のモンゴル研究者を養成している。

また、東北大学東北アジア研究センター(Center for Northeast Asian Studies)では、栗林均教授、岡洋樹教授らがモンゴルの古代及び中世モンゴル語、モンゴル史を主に研究し、多くの文献を編纂している。同センターではさらに、モンゴル研究を専攻する修士・博士を入学させ教育している。

東京外大には、二木博史教授、岡田和行教授、温品廉三講師、E.プレブジャブ客員教授、上村明講師、ウルズィーニャム講師らがおり、また、同大学所属のアジア・アフリカ言語文化研究所には中見立夫教授、呉人徳司准教授、山越康裕准教授らが、大阪大学には塩谷茂樹教授、今岡良子准教授、中嶋善輝准教授、M.オーガンバヤル客員教授らが勤務している。これと併行し、東京大学、大阪国際大学、大阪経済法科大学、滋賀県立大学、神戸大学、京都大学、国際教養大学(秋田)等の大学・学術機関にもモンゴル研究者が東洋史・文化・現代モンゴル語を教え、また研究している。

上記以外に、大谷大学には松川節教授、大阪大学には堤一昭教授、森安孝夫名誉教授、角道正義教授、東京大学には荒井幸康講師、昭和女子大学にはフフバートル教授、ボルジギン・フスレ准教授、滋賀県立大学にはブレンサイン准教授、神戸大学には萩原守教授、北海道大学には宮崎真特任助教、岡山大学には宮本拓教授、国際教養大学には金岡秀郎特任教授、亜細亜大学には鯉渕信一名誉教授、東京学芸大学には斎藤純男教授、愛媛大学には樋口康一教授、大阪国際大学には松田孝一名誉教授らが長年モンゴル研究に携わり、それぞれ独自の研究テーマで多くの学術論文を著し、著作を出版してきた。

さらに大阪については、国立民族学博物館(みんぱく)に言及しなければならない。ここには小長谷有紀教授(現在は人間文化研究機構理事)が長年研究を指導し、多くの学術研究プロジェクトを実施し、モンゴルの研究者らと共同研究を実施してきた。

世界の多くの国には自国のモンゴル研究者をまとめる非営利団体があり、このうちの一つが「日本モンゴル学会(JAMS)」で、他国にある同様の団体と比べると非常に積極的に活動している。この学会には300名以上の会員がおり、毎年春季と秋季の2回定期的に東京・大阪その他の地域の大学において学術会議を開催している。同学会の特徴の一つは、モンゴル研究者が勤務している大学が交代で会議を開催することで、これはわが国の大学でも実施すべき経験であろう。同学会のもう一つの特徴は、モンゴル研究を志している学部生・修士・博士らを積極的に学会で発表させて、議論したり出版したりする団体であることである。同学会では毎年、日本と海外のモンゴル研究者の論文を発表する『日本モンゴル学会紀要』という機関誌を出版している。このように日本のモンゴル研究の過去と現在を概観すると、モンゴルの歴史・言語・文化・文学・民族学・考古学・人類学等の分野において各大学を中心に発展してきたと言うことができる。

Last Updated on Monday, 17 November 2014 05:56